オフィスビルの評価を高めるポイント（設備） :: 入村不動産鑑定東京･吉祥寺の不動産鑑定士

オフィスビルの評価を高めるポイント（設備）

04/27/21 06:31:午後

▷本日のテーマと内容：「オフィスビルの評価を高めるポイント（設備）」

不動産鑑定士の入村です。

オフィスビルの評価を高める設備に着目してお話させて頂きたいと思います。こちらの項目をご覧頂きたいのですが、全般的には（テナント）入居される方が満足感を感じて付加価値を感じる価値基準の観点からの部分が大きくなっております。

①耐震機能　00:26

耐震関係が全般的にしっかりしているビルの設備が大変重要です。避難設備も併せて設備を整えて頂く形になります。

②停電時の電力供給〈移転〉 00:42

停電時に電力供給ができる設備も大切です。どれくらいの時間できるのか、どれくらいの容量が(確保)できるのかが重視するポイントです。

③トイレのグレード感　01:01

トイレの高級感は意外とビルを評価する時の判断ポイントです。どんなにオフィスがキレイでも、トイレ（の綺麗やグレード感）がそれに見合っていないとビルの評価自体があまり良くない印象を受ける方が結構多いので、トイレのグレード感も大切にした方が良いと思います。

④駐輪場（駐車場）01:24

立地にもよりますが、駐輪場（場合によっては駐車場）について、ビルに来られる方の交通手段に合わせて、その駐輪場や駐車場の何台分位が必要なのか、その必要台数と可能台数の合致が重要と思います。

⑤リフレッシュ・喫煙スペース 01:51

分煙化が進んでいますので、喫煙者の方から見た時に喫煙スペースがあることがビルとして重要です。（喫煙スペース等が）ないとビル外や１階まで降りて行くことになりますと喫煙される方からの不便さが残りますので、この辺も留意して頂ければと思います。

⑥省エネ設備の導入　02:19

できれば経費削減ができる省エネ設備のあるビルは投資家サイドからしてもコストのカットになりますし、また、オーナーさんから見ても（費用）負担が非常に変わるので大切です。

⑦貸室内のLED設置 02:39

LEDの設置も省エネの部分に関わってきますので、LED照明が入っているビルが増えてきました。この辺りも意識して頂きたいと思います。

⑧フリーWi―Fi 02:21

Wi―Fiは普及が進んでいますので、当たり前にWi―Fi設備を置いておくことは必要不可欠と感じております。

⑨エントランスホールのグレード感 03:06

ビルのエントランスホールに入った時のグレード感、ビルの印象は玄関が顔になりますので、玄関がみすぼらしく何となく安い感じを受けてしまうとビル全体のイメージやテナントのイメージにもなってしまう可能性があります。エントランスホールのデザインやグレード感が大切なのでしっかり整えることが大切です。 ⑩ビルの環境認証取得 03:36 ビルの環境認証の取得もトレンドになっていますので整えると良いです。特に中古ビルをリニューアルする時、これらを兼ね備えていない場合には大切になって来ますので、できる限りオフィスビルの評価を高める視点から設備投資や設備工事をしていただきたいと思います。

＜関連動画＞

【評価の高いオフィスビルの条件】

　https://youtu.be/xJWHgg1MWTU

【評価の高い賃貸マンションの条件】

　https://youtu.be/c9D9w_5y5oM

【評価の高い賃貸マンションの設備とは？】

　https://youtu.be/CZqIOU7nO1c

【不動産投資家に知ってほしい、不動産鑑定士活用のポイント】

　https://youtu.be/qjNIyXGjrBc

【収益物件の価格、評価の仕方とは？】

　https://youtu.be/GeRAA2wK8dg

【不動産鑑定評価、価格の種類の特定価格とは？】