借地権売買時のポイント

08/21/20 03:07:午後

「借地権売買時のポイント」
 【目次】
 00:00 スタート
 00:11 借地権売買の方法
 00:23 第三者が借地権を買い取るケース
 00:49 地主が借地権を買い取るケース
 01:39 ご案内　

 不動産鑑定士の入村です。 居住の建物が建っている借地権を例に借地権売買のポイントをご説明いたします。

①借地権売買の方法として、まずはＡ地主さん以外の第三者の方に売却するケースとＢ第三者に買い取っていただくというケースの２つが想定できます.

②1つ目のケースですが、第三者の方に居住用建物と一緒に借地権を売買するという形になります。この場合に地主の承諾が必要になります。 第三者が借地権を買い取る場合の評価は（買主が不動産買取業者に限定される等）かなり（借地権の）市場性が所有権の時に比べて下がりますので低くなる傾向にあります＜実務上、更地価格の10％台程度の水準が多い＞。

③ 2つ目のケースですが、地主さんに買い取ってもらう方法ですが、地主さんにとって借地権を買い取るとることになりますと地主は借地権を買い取ることによって、実質的に更地化をすることができます。 借地権のついている土地を底地というのですが、底地の価値は（借地権者による土地利用制限があるため）かなり低く、（更地化する増分価値を含めると）借地権を高く買っても採算が合うため、第三者に売却するよりも高い価格を提示しても売買が成立するケースが多くなっております。

借地権売買を検討する場合には、地主さんに相談してみることをお勧めいたします。

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