相続の不動産鑑定事例ーご兄弟で揉めたケース

08/03/20 12:48:午後

 

不動産鑑定士の入村です。

振り返って思い出の相続案件ということでですね。

①一番、印象に残っているものが、相続人の長女から相談を受けた案件であったんですが、お兄さんの長男と遺産分割で争っているという話でした。 東京都内23区内の何件かの物件の合計の評価額(全体)を決めて、遺産分割をする話になりました。

②長男がみんな不動産の資料を持っていて、結局それを見ることができなくて、資料を出してください言っても出してくださらなかった。相手が出してきた提示が「相続税の申告額*」をもって時価として遺産分割とするという話でした。*相続税の申告額は純粋な不動産評価額ではなく、あくまで相続税法に基づく算出結果であるので時価としての比較対象にならない。

③その(相続税の申告額の)時価はもう圧倒的に低く、「不動産のマーケットの時価(不動産鑑定士の時価)」評価をしたら、その値段(評価が)申告額の約2.5倍の数字が余裕に出る位の不動産マーケットの価格(時価)でした。

④相続税の申告額は時価なのか? こちらは不動産鑑定の時価を用意しまして、裁判所に是非を問うたのですが、結局、相続税の申告額は時価ではなくて、不動産鑑定書の時価を採用するということになりました。

⑤結局、(不動産鑑定の)適正時価で遺産分割の前提財産が数億円アップして、その長女が本当に適正にもらうべき(遺産の)元本計算の部分(不動産全体評価額)を守ることができ、遺産分割が長女にとって大変な不利益なものにならなかったということ、その遺産分割を受けておかげでいろんな意味で幸せになって喜んでいただいたことが印象に残りました。足掛け1~2年はかかりましたので、私もずっと(鑑定後の状況を)気にしていたんですが、本当にやってよかったなと思いました。

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